過去20年ほどの名刺を整理し、名前を見て顔が浮かばない人のは捨てた。転職が多い僕は、職場を変わるごとに業種の異なる人と名刺交換してきた。
日本と韓国の大学関係者の名刺が最も多く、多くが韓国名だ。そういう領域で仕事をしてきたということだが、ハングルで書かれたものが多い。
93-96年 ニューヨークに本部のある財団の東京事務所、96-2010年 K出版社ほか企業が設立した財団、その後、出版・メディアなどを転々としている。僕の職業人生は何だったのだろう、などと思う。
ジャパンエコー社への就職が大きな転機になった。昼食時に隣りのテーブルで同社のスタッフと編集長が話していた韓国語版広報誌に関する話しをたまたま聞いたのがきっかけだった。それがその後の僕の人生を大きく変えたように思う。