数年ぶりに第九交響楽を聴いた。サントリーホール1階のステージ向かって左の前の方、コントラバスに近い席だったせいか、低音がよく聞こえた。

合唱の後半近く、テノール歌手の独唱とそれを追いかけるような器楽の演奏が、いつもながら、胸の底に沈殿した情感に触れ、ざわつかせた。いつだったか、この部分で泣いたことがある。