人口動態を見るまでもなく、世の中には老人が目立つようになった。50年前と較べ、まさに隔世の感がある。こういう見方をする僕も老人のひとりだ。

Aging(老化)というと、否定的に捉える人が多い。若いことがいいことで、老いはその対概念とされ、悪いことだとされる。この物差しは普遍的なものでもある。

だが、待てよ。本当にそうだろうか。年令に関する尺度は、本当に数直線のようなものなのだろうか。そうではあるまい。若さとか生命力あふれる状態が基準になっているはずだ。それを仮に生命力度と呼ぶことにしよう。

生命力度はゼロ歳から20歳ぐらいまで上昇するが、その後徐々に下降し、60歳を過ぎると急激に下落すると考えられる。だが、それは決して年令だけによるものではない。