a wheelchair carrier 


母を連れて御茶ノ水にあるNクリニックに行った。JRで行こうとしたが、御茶ノ水駅にはエレベーターがない。そこで、丸ノ内線で淡路町まで行くことにした。

メトロのバリアフリー対策は、JRよりはるかに進んでいる。淡路町駅から地上に出て、クリニックに行く坂のイチョウ並木が秋の終わりを告げていた。落ち葉を見ても、来年は母と一緒に見られるだろうかなどと考えてしまう。

Nクリニックの院長が小川町から車イスで坂道を登ってきたことを聞いて驚いていた。帰り、来た坂道を下って、淡路町駅から丸ノ内線に乗ろうとして地下に下りたら、荻窪方面に行くホームに通じるエレベーターがない。

仕方なく駅員に助けを求めた。写真は、そのときの光景である。階段を下りて地下通路を通り、反対側のホームに行くのに、10分以上要した。駅員2名が付きっきりだ。仕事とはいえ、彼らの親切さをありがたく思う。

だが、待てよ。ほんとうの親切とは何だろう。地下の構造や財政問題もあろうが、まずはエレベーターを設置することではないだろうか。母に乗った感想を尋ねると、「落ちそうで怖かった」と言った。

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