憲法の前文は憲法の一部であり、本文と同じように法規範性を持つという(裁判規範性は持たない)。以下に抜粋した前文の部分が第9条を支える精神を表現していると思う。
昨今の9条をめぐる改憲論議(議論になっていないが)は本来、憲法前文の修正を伴うべきものであり、憲法が拠って立つ精神的土台そのものに関わる変更ではないか。
[以下 Wikipedia より転載]
(前略) 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。(後略)
We, the Japanese people, desire peace for all time and deeply conscious of the high ideals controlling human relationship, and we have determined to preserve our security and existence, trusting in the justice and faith of the peace-loving peoples of the world.