あおり運転症候群

あおり運転が横行している。この問題を社会現象として捉えるとき、人びとが無自覚のうちに囚われている精神的な病状があることに気づく。それをあおり運転症候群と呼びたいと思う。

この症候群と同極にあるのがスマホ依存症候群であり、引きこもりではないだろうか。自分とその至近距離にあるスペースしか見ないし、見られない人びとが増えている。

彼らにとって、目の前に立ちはだかるものはクルマでも人でも許せないのだ。その当然の帰結として、あおり運転が起こるように思う。こういう僕もスマホ依存症を自認している。あおり運転の症候もときどき自覚することがある。ただし、路上ではない、混雑している電車や家のなかでだ。

あおり運転に相当する英語は road rage らしいが、これを一語にして roadrage とすれば、outrage*, outrageous などの語彙が連想されるから覚えやすい。

*[weblio] 非道(行為)、蹂躙(する行為)、侮辱、憤慨、憤り

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