ベルグソンは人間の笑いを分析して、その本質を、我関せず焉にあるとした。ダンスホールの雑踏のなかにいて、ふとそれを思い出した。

ベルグソンの分析した笑いは、漢字で「嗤い」と書くべきではないか。嘲笑の要素が多いからだ。抱腹絶倒の笑いでないことは間違いあるまい。